青函交流会を終えて

 

3年ぶりの開催となった青函交流会。
まずもって素晴らしい学びの場をいただいた駒野会長、青田顧問、干山顧問をはじめとする函館市P連の皆様に深く感謝申し上げます。

青森市P連と函館市P連は規模も近いことから抱える問題点に共通点が多く、また所属ブロック(東北・北海道)が違うことで同じ問題であっても取り組みのタイミングが違う等により、一方が先行事例として課題を整理できていたりすることもあり、さらには長年積み重ねられてきた役員同士の信頼関係は公私に渡って非常に強固であり、青函交流会事業は今後とも青森市P連にとって非常に有効であり重要ななものであるとの想いを新たにしました。

また、今回は『令和6年日本PTA東北ブロック研究大会東青大会(仮)』へのご協力をお願いするため東津軽郡連Pから横岡県P副会長にもご参加いただき、交流の輪が広がりました。

・部活動地域化問題について、青函合同で事例集を策定することになりました。
・函館市P連では理事会がないなど青森市P連の運営形態と異なる部分があることが分かりましたので、今後の参考とするため函館市P連会則について情報提供をいただくことになりました。

特に単PでPTA参加者を募集する際に函館市P連青田顧問が実施していたという「フューチャーセッション」は衝撃的なお話でした。
保護者に訴えかけるのは「誰がPTA役員をやるか決めてください。誰か1人立たないと終われませんよ。」なんて半ば脅しをかけるような勧誘が一般的な中で、

お子さんが小学校を卒業する6年後にどんな学校にしたいですか?

という言葉を投げかけると俄然話が弾みだすそうなんです。それは想いも膨らむしワクワクしますよね!
本来子どもたちの成長に関わるPTA活動は『義務』っではなく『権利』ですから、このワクワクはとっても大切だと思うんですよ。
まさに目が覚めるようなお話でした。皆様もぜひこの「フューチャーセッション」をご活用いただければと思います!

今回の青函交流事業に参加した三役は成果をレポートにまとめて提出いただくことになっておりますので、内容は取りまとめて次回理事会で報告いたします。

高坂が参加した第1グループの討議内容のサマリーは以下の通りです。

部活動地域化(第1グループ)
行政側も学校教育から社会教育への担当部署のシフトが必要〜予算もつくようになる(むつ市の好例)
教育支援に特化したバウチャーを配布する制度はどうか
・遠隔地、過疎地での対応が難しい。
・町村のバスは有効活用できる。
・退職教職員に学校と地域をつなぐ役としてご活躍いただく

ICT教育(第1グループ)
・道具だから頼りすぎず上手く使うべき。
・大切なのは人対人。
家庭のWi-Fi、青森市は97%(?)程度。北海道では17万件ポケットWi-Fiを用意し困窮世帯向けに活用している事例。
ICT教育の問題点は親の理解不足。この解消策の一例として帯広市で子どもが受けているリモート授業を夜に保護者向けに実施した。

PTAのあり方(第1グループ)
・役員の担い手がどんどん減ってきている。
・CSには活発に取り組んでいる
・無駄な事業で組織が形骸化してると担い手は集まらない。
春にPTA会長講習会を開催
単PでPTA参加者を募集する際に「フューチャーセッション」を実施している。
〜「お子さんが小学校を卒業する6年後にどんな学校にしたいですか?」(このアプローチ超重要!!)
〜素晴らしいアイディアが出ることも!実際に学校が変わるかも!
〜「いい学校にしたいじゃない?」
・令和6年日本PTA東北ブロック研究大会東青大会(仮称)についての協力依頼
・責めるのではなく相互に許し合う認め合う気持ちが大切。

PTAの見直し(第1グループ)
・函館市P連の活動が単Pから理解されていない。
・函館市P連でも情報共有の重要性を認識していて、函館市P連サイトの閲覧数を増やすため名刺にQRを入れている。
〜市P連が目立つ必要はない
〜行政サイドへの接し方、役割

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