ねぶたコンテストの原画と題材を紹介いたします

青森市PTA連合会大型ねぶたの原画・題材コンテストにご応募していただいた皆様の作品をご紹介いたします。

【内山龍星賞】
「縄文の熊退治」 南中学校2年 佐藤竜希さん
僕がこの題材を考えたのは、去年の秋ごろです。東北や北海道、この青森市にまで熊の被害がとても多い秋でした。そこで僕は、そんな熊を退治するねぶたを描いてみたいと思いました。しかし、熊を退治するねぶたを描いても、テーマに合っていないものばかりでした。「もっと面白い、熊が悪に見える題材はないか?」その時、内山先生の師匠、千葉作龍さんが縄文を題材としたねぶたが二台ねぶた大賞をとっていたのを思い出しました。千葉さんのねぶたはとても迫力があり、縄文ねぶたの代表作と言っても良いものです。そんな素晴らしいお方のお弟子さんが内山先生です。今まで内山先生は縄文のねぶたを作っていません。内山先生の縄文ねぶたを見たいと思いました。工夫した点は、2人の縄文人が縄で熊の首をしめているところです。そして熊の迫力を出すために、顔を正面にしているのも工夫です。三内丸山遺跡を代表する大型掘立柱を書いていたことも工夫です。

【ハッピー・ドラッグ賞】
「龍神と大ナマズ」 甲田中学校1年 髙橋悠真さん
はるか昔、大ナマズは巨大な姿をした日本の伝説の生き物である。地下にひそみ身体をゆすることで、地震を引き起こすとされる。人々は地震がくると、大ナマズが暴れているからだと恐れられてきた。そこで、神の世界の最高位とされ、地球を守護してくれる存在で万物を自由に動き回り天候や潮の流れ、地熱などの流れを操れる水をつかさどる神様とも言われており、あらゆる問題を解決なされるお力をお持ちである龍神様と共に大ナマズを退治する姿。地震の国と言われている日本で大きな地震が何度も起きています。これ以上大きな地震が来ませんように。皆様が安心して幸せな暮らしができることを願います。

【青森市PTA連合会会長賞】
「海の守り神」 浦町小学校6年 工藤 潤さん / 4年 工藤沙希さん / 2年 工藤悠結さん
私は小さい時、ねぶたがこわかった。夜もねむれなかった。それでも毎年のねぶた が楽しみで大好きだった。胸をドンドンたたくたいこの音と、耳を突きぬけるような笛の音、その後に続く大きなねぶたの山車が恐怖とはく力が、ずっと胸に残っている。だから私は自分がねぶたを作るとしたら、せまり来るような、はく力と、恐怖も感じるものを作り、見る人がずっと心に残り、もう一度見たいと思えるねぶたにしたいと 兄弟で考えました。このねぶたは漁師が海で魚をとっていると海の守り神が現れ「自分の海を荒すな」と、いかりくるい、おそいかかって来た海の守り神と漁師が戦っている場面です。頭に海ヘビのかみがあり、10本のイカの足を持つ、海の守り神と、ヤリで攻撃する漁師。タコと、ホタテは守り神の使い。ホタテの耳の黒い点は全部、目なのでおこっているようにしました。怖い顔を表現するのがとても難しかったです。

【優秀賞】
「阿弖流為 鳳凰の如く」 沖館小学校5年 名古屋 凛さん
平安時代初期。 蝦夷の首領「阿弖流為」は、大和朝廷の度重なる侵攻に対して勇敢に戦い続けました。蝦夷の誇りをかけて鳳凰の如く、何度も立ち上がり奮戦する勇姿は今もなお後世に長く語り継がれています。新型コロナウイルスや、世界各地の戦争によって傷つき疲弊した今こそ英雄「阿弖流為」の熱い魂の下に、すべての人が手を取り合い私たちの故郷が復興し繁栄することを願っています。下絵は、蝦夷の英雄「阿弖流為」が北方の守護神「毘沙門天」の御加護を得て、まるで鳳凰が蘇るかのように何度も何度も立ち上がり奮闘する姿を描きました。

「日本武尊 白鳥伝説」 浦町小学校5年 髙橋武尊さん
故郷の家族に会いたいと思いながらも戦いの途中で亡くなってしまった日本武尊が白鳥の姿に変わって故郷へ飛び立った場面をかきました。世界の戦争で家族がはなればなれになることがなくなるように、平和を願ってかきました。

「能登復興の昇龍道と二人の天狗」 千刈小学校6年 棟方菜月さん
石川県輪島市では、年の折り目に神が来臨して祝福を与えるという古い信仰とし て、天狗面などをつけ各ご家庭を訪れる儀札が古くからあります。今年は残念なことに儀礼前に震災が発生しました。また、能登半島には、能登半島の形を龍の頭に見立てて、この地域が神秘的な昇り龍のように見える。幸の縁起街道、優の昇竜古道、健の豊潤街道、楽の遊楽街道、贅の秀麗街道の5つ街道からなる「昇竜道」というのがあります。この昇竜道の復興を願い、赤い面の大天狗は山で被災した人を、緑の面の鳥天狗は海で被災した人を助け、2人の天狗が能登半島で被災された全ての人を助けるという願いを込めました。能登半島地震で多数の尊い人命が犠牲となっていることに対し、深く哀悼の意を表 し、被災地域の安全の確保と1日も早い復興を願った2人の天狗による「能登復興の昇龍道」の物語をイメージしてます。

「炎の乱 清森と義朝 ~源平のはじまり~」 横内小学校6年 加藤絢真さん
馬を指示する清盛と大きい太刀を持って戦う義朝。この二人の炎の中で戦う様を表現しました。この絵は、最近ニュースで話題になっている、戦争、災害など、炎などで人が死ぬようなことがない世界になればいいと思い描きました。

「牛鬼の決戦」 甲田中学校2年 佐藤日向さん
主人に見守られる中、牛鬼が人間の妖怪と戦う場面を描きました。

【佳作】
「悪と前の未来」 筒井小学校5年 坂元楓眞さん / 1年 坂元煌眞さん
過去に悪い行いをしてきたが、前の神様に説教をされて心をいれかえて悪の神様も前の神様も協力し合い明るい未来を作る。龍はハートをイメージしている。

「ねぶたとたつたいだいじゃ」 堤小学校1年 小野瑞季さん
たつが出てきたのは、ことしは、たつのとしだからです。ねぶたをかいたのはねぶたはかっこいいからです。だいじゃは、つよいし、人のくびをからだでまきつけることもできるから、だいじゃのへびにしました。ねぶたのまゆげがぴっとなっているのははくりょくがいいからこれにしました。ねぶたのまゆげがふとくなっているのは、つよそうにするためです。ふくがあかなのは、わたしがすきないろだからです。2たい2はあいてとおなじかずでいいからです。くさが2まいはいてるのは2たい2の2です。ねぶたがけんをもっているのは、だいじゃがかかってきたらけんできればいいからです。

「桶狭間の戦い」 高田小学校6年 間山晃喜さん
桶狭間の戦いを書いた理由は、社会の勉強の時にきょうみをもったからです。りゅうを書いた理由は今年のえとをイメージしました。へびも書いた理由は、来年の干支をイメージしました。

「共同闘争」 千刈小学校6年 民里なな子さん
バスケで仲間と一緒に闘ってきたから、仲間と一緒に闘えるよろこびと楽しみ、助け合うことをねぶたを使って表したかったから。

「赤と青」 小柳小学校1年 加賀麗菜さん

「龍とねぶたが戦っているところ」 原別小学校2年 堤 理仁さん

「ガイコツの戦い」 三内西小学校3年 渡邊康希さん
ぼくは、おはかにねむっているガイコツがとつぜん出てきて、村をおそってくる話にしました。村をおそってくるガイコツ、刀かじのライジンが出てきて、ガイコツをたいじしました。ライジンは、村のために二人で戦ったので体はボロボロでしたが、みんながそれを見ていたので、みんなは、ライジンに感謝しました。ライジンは村のゆうめい人になり村も平和になりました。

「雷神」 篠田小学校4年 濱田昊希さん
大古より自然は人々に豊かな恵みをもたらしてきた。ねぶたは太鼓を打ち鳴らす雷神の姿で異常気象や天変地異が増加する昨今、われわれは自然の怒りに帰り道、雷神の力強さにより、平和な世の中が続くことを祈り願うのである。しかし「雷神(雷様)は地上へ降りてきて、人のへそをとること、言われてる。その際に、「桑原(桑原)とえれば、雷神(雷様)から逃げられると言われていますが、桑原」と、言うのは菅原道真の領地であった桑原を指していると言われています。しかし、雷神もどちらかによると、恐ろしい存在として人々に捉えられていたことがわかります。

「KREVAねぶた」 千刈小学校4年 伊藤 有維慈さん
きょねんちゃんとねぶたにさんかして楽しかったので、またクレバさんにきてほしいのでこの作品を作りました。

「青森もりもリキャッチャー」 千刈小学校4年 八重沢 周さん
雲にのった主人公がUFOキャッチャーをして取れなくて、むかついて、たつをやりでさそうとしたら、まちがえて青森県をさしちゃった 。しゃこちゃんのおこるすがたが、イナズマのようにこわかった。そのあいだにたつがなぞのりんごをねらっていた。

「天狗と龍」 甲田中学校1年 小笠原 龍さん

「上田合戦 一騎討ちだ」 筒井小学校2年 長谷川 漕榮さん
信濃国の上田城と近隣の山城周辺、上田市の東部を南北に流れる神川付近などで行われた、真田氏と徳川氏との戦い。慶長5年の戦、第二次上田合戦は、大規模な合戦が行われ秀忠軍が大敗した。この絵は、真田幸村と榊原康政の対決の場面を描きました。

「関ケ原東軍・西軍の合戦」 筒井小学校6年 長谷川 季風さん
秀吉の死後ニ年目慶長五年に敢行した関ヶ原の合戦は、家康の強敵であった豊臣家の天下を乗っとるための戦いである。家康率いる東軍の主力と、石田三成の指揮する西軍の主力部隊とが衝突し、六時間にわたる激闘の末、東軍が大勝し、西軍が惨敗したのである。しかし、事ここに至るまでの家康と三成の戦前工作が虎々実々、火花を散らして展開されたのである。西軍・島津義弘、宇喜多秀家、東軍・本多忠勝、井伊直政の対決の場です。

「きょうりゅう」 泉川小学校4年 西山ななみさん
わたしはきょうりゅうがすきなので、きょうりゅうをだいざいにしました。きょうりゅうをできるだけ、色がかぶらないように、カラフルな色にしました。少しおもしろさも出すために、ねているきょうりゅうや、かせきなど、ほねのきょうりゅうも書いてみました。骨のきょうりゅうはとてもむずかしくて、大変だったけど、できてうれしかったです。昔からある草も少しだけど、つけたしてみました。ねぶたはういているような感じにしました。きょうりゅうをできるだけ、大きくたくさんかきました。ほねがわかりやすいように、できるだけ、こくぬりました。きょうりゅうじだいっぽくみせるために、草もたくさんかきました。

「極暑極寒」 沖館中学校2年 小山内 冴嘉さん
私は二〇二三年を踏まえて、「極暑極寒」というタイトルを考えました。二〇二三年は夏はとても暑く、青森は特に冬は寒かったということを二〇二四年のねぶたで表現してたくさんの人がそういえば二〇二三年はそうだったなと少しでも感じてほしいと思ったからです。私の想像するイメージは左に主人公を設置して、刀を一本咥えて両手に刀を持ち相手を攻撃しようとしている感じにしたいと思っています。右側には上に雪をふく女の人で下にはかな棒を持つ鬼をイメージしました。主人公の色は全体的に緑で、女の人は全体的に青色で鬼は全体的に赤にし、火でかこみたいと思っています。暑さにも寒さにも負けないということを表現したいと思っています。よろしくお願いします。

「一夜の願事」 甲田中学校2年 藤林なつみさん
一年に一度しかない願い事が叶うと言われる日である七夕をモチーフにし織姫と彦星の出会いをダイナミックに描きました。

「巌流島の戦い」 甲田中学校2年 一戸 穂乃華さん
歴史に名高い宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘。あこがれの小次郎の勇姿を表現したいと思いこの画を考えました。熱い男たちの”決闘”です。

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